乙女(ネカマ)目線のアイドルポップス

倖田來未にしても浜崎あゆみにしても西野カナ的なものもそうなんだけど、夜の仕事の女の子が好きなタイプ曲は、言い回しがややこしい割に、すごくシンプルな内容な曲が多い。
つんくの曲もそうなんだよなあ。内容的には。ただ自分では言えないから手法的には女の子目線(あくまでつんく的な目線だが)でメッセージを伝えようとする。ネカマか。どちらにしても素直じゃない。
ただ、その歪んだシンプルさは、今までのアイドルポップスにないメッセージ性になった。アイドルヲタ的には珍しかったんだな。ああいうタイプの曲。特に「I WISH」は凄い。作詞家の書くストーリーを演じるアイドルからの脱却はあの頃のハロプロから。ただ、時代的な背景や勢いもあったから、あれと同じ趣向をずっと続ければ飽きられる。それが今のハロプロ
本当は浜崎あゆみとの曲みたいなああいうのが一番得意なはず。ただ、面白くないんだ。つんくの書くああいう曲。ありきたりに聞こえちゃう。ただアイドルポップスのフィールドに持ち込むと、新鮮に聞こえる。
そのズレを狙って新しいことやろうとするとただずれてるだけになる不思議。それが今のつんく