2020〜2021

さて、本当に年に一度くらいしか更新しなくなってきた謎ブログです。

今年は2DCOLVICSさんのところに年間ベスト提出しました。

 女性アーティストの大躍進と、断絶と不器用な対話ってな感じがあったなーなんて思いました。

まあ何はともあれ2020年はコロナで始まりコロナで終わってる感じはありました。そしてこの外圧(未知のウイルスとの戦いはもはや戦争でしょう)によって、強制的に進められた時計の針や黒船よろしく「開放」を迫られた物が山ほどある気がします。ここ数十年で「失われた〇〇」なんて名前をつけて棚ざらしにしていた案件は全部棚卸しを迫られているなーなんて感じました。

かくいう自分も2020年はマジで激動でした。もう自分の人生でここまで一気に色々変わる機会はないんじゃないかってくらいに激動でした。生き残れてよかった、まだ安心はできないけど私は生きております。

そして2021年、今年は過去からの因縁を決算しなければならない年になるんではないかな、なんて予感がしています。この因縁というのはなかなか根深い話です。例えば、「過去に良かれと思って作られてきたものが、なんとなく積み上げられて解消するにも大変になったもの」みたいなのも「因縁」だと自分は思います。今まではゆっくりと時代に合わせて解いていくものだったのでしょうが、もうそれでは間に合わないからなんとかしなければならないし、それによって激変していく世界に対応していかなければならんのだろうなあと思うのです。

音楽なんかの世界も変わるんだろうなあ、なんて思ったりします。特にライブを封じられたロックやダンスミュージックの変化は顕著になるんだろうなあとか。そして何よりも、時代の写し鏡としてのヒップホップ・ラップがどう変化していくのかとかすごく興味があります。恐ろしい未来も素晴らしい未来も想像できるだけに楽しみでしょうがない。

個人的に気になるのは「これからのストリートはどこにあるのか」です。ヒップホップやダンスミュージックのようにコミュニティから生まれる音楽はきっと今までの概念では想像できない場所に新たなストリートを作るのだろうなと思っています。ちょっと前まではそれはSNSにできるのかと思っていたけどどうやら違うみたいな。ではそれは例えばTwitchのようなゲームカルチャーと並走していくところにあるのか、リアルの「ショップ」という概念が更新された場所に新しくできるのか、もしくは壮絶なバックラッシュが起こり政府主導の音楽ムーブメントが席巻するのか…。

いろんなものを懐かしむのも良いのですが、今年はいろんな人と未来の話をしたりしたいなあなんて思います。てか私もう45になるんですが、懐かしんでいるうちに殺される世代だと思っておりますので、前向いて走ってかないといけないですよね。

今年も頑張ります。では。