REV MAG vol.4に記事書かせていただきました〜おっさんの役割

さて。今回のREV MAG、すっげえ豪華メンバーですね。
http://dopetm.com/2013/02/23/1457.html

Title:REV MAG vol.4 (リヴィジョンマガジン vol.4)
Date:2013/02/23
Code:REV311-12018
Price:420 YEN

Contents
01.ファッション・キラ text by 小澤 俊亮

02.メンフィス発祥のストリート・ダンス『メンフィス・ジューキン』 text by Akkee

03.Ball Is Burning クィアとシッシーのゲイ・ラップ・ムーヴメント text by 国分純平

04.アンダーグラウンド・ヒップホップとは何か 〜主要インディペンデント・シーンを中心に振り返るヒップホップの歩み〜 text by Genaktion

05.ローカル、ヤンキー、ヒップホップ。その先にあるもの text by 靴底

06.田我流インタビュー<中編> text by 磯部 涼

REV MAG創刊号から書いてるThat S*it Cray!の小澤俊亮さん、高橋健太郎さん編集の無料WEBマガジンERISにも執筆を開始したサマブリさんことキープ・フール・クールの国分純平さんも継続して参加(どうでもいいことなんですけど、googleで「eris」で予測変換に「eris シリアル」が出てくるんですよね。無料なのに。いやそれくらいみんな読みたがってるってことなんでしょうけど)。そしてその執筆陣にも名を連ねるもはや重鎮、磯部涼さん。さらに今回新たに加わったYAPPARI HIPHOPのakkeeさん、探究HIP-HOPのGen-Aktionさん。どっちもネットでヒップホップ情報探ってれば確実にヒットするサイトの管理人。海外だとブログメディアは情報発信側としても批評側としても大きな力を持っているんですよね。日本ではまだまだだけど、信用を積み上げてるサイトってそんなに多くはない。その中の2つが参加してるんだから悪いわけがない。僕は刺身のツマで結構です。


まあ、刺身のツマであったとしても、それなりにこだわりの一つもないといかんだろってことで書かせていただきました。ええ、ツイッターでは何度もネタにしてたヤンキーとヒップホップについて。でもアイキャッチのために「ヤンキー」って言葉使ってますが、本当は「日本のローカルシーンと日本語ヒップホップのメンタリティーを探り、その将来を考える」みたいなタイトルにしようと思ったんですよね。どうですか、このパッと見でそそらないテーマ。
でも日本のヒップホップは今マジで変わる潮目に来てる気がするんです。まさにマイク一つで夢を描ける、定着し始めたバトルMCの世界。移民たちが新たに見つけ出す日本語ラップの新しい言語韻。業界のバビロンを鼻で笑いながら着実にプロップスを獲得するインターネットでのヒップホップシーン。そしてそれらすべてを自明のものとして独立独歩で歩んでいく若い才能。そのすべてが、過去を新しい色で塗り替えていこうとしてる。みんなもう新しいことが面白いって気づいちゃったよね。

自分が今回書いた原稿は、そこに至るまでの歴史と(自分なりの)分析。歴史を語って講釈たれるのはおっさんの役割なんでね。歴史から学んだ社会の構造に今という時代を重ねていき、あたらしいモノが生まれた時にそれをサポートできるような土台を作るのがおっさんの役割です。まあ、そういう立ち位置で書いてるんでそういう風に読んでもらえればなあなんて思います。


本当に去年から今年にかけてヒップホップから波及してくシーンが面白い。見逃す手はないですよ。かぶりつきで見ておかないと。