「スピーカーから録音」も取り締まる音楽コピー防止技術

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040205-00000002-zdn_lp-sci
 人間の可聴域は20Hzから19KHzくらい。個人差はあるが認識できるのはせいぜいこんなもんです。これ以外の帯域の音はどうなっているのか?聞こえてます。というか、認識できないだけで、振動は伝わっているわけです。聞こえない音は人間に対してどのような影響を及ぼすのか?まあ、正直良くはわかりませんが、細胞レベルでの影響はあると考えてます。自分は。基本的に振動を認識することによって「音を聴く」という概念が存在している以上、可聴域、非可聴域問わず音は音。そこにノイズをかましてコピーコントロールというのは、心底最低ですね。音が悪くなるとかそういうレベルの問題ではない。だったらコマーシャルでもいれとけって感じです。第一、人間にとって非可聴域の音でもほかの動物には可聴域であることって多いわけです。実際魚は2hzくらいまで聞こえるらしいし、犬は15Hzから50KHzくらい、猫はもっと高いとこまでを可聴域としている。こういう動物たちには同帯域の音がずっと鳴っているなんてのは雑音が常に鳴っているのと同じ状況だし、それは一般的になれば世間のありとあらゆるスピーカーからは増幅された雑音が常に鳴っているのと同じ状況になるわけです。少なくともスピーカーで再現できる帯域にノイズをかますということはそんなに極端な帯域に音を入れるということでもないでしょう。人間でも聞こえてしまう人には聞こえてしまう帯域なんじゃないでしょうか。少なくとも音楽じゃない音が音楽に乗っているということで、それが完成品としての音楽(もしくは複製商品)として成立しうるものなのかというのは正直大きな疑問があります。ここまでやるかぁ…とげんなり。完全に音楽を破壊しうる話ですよ。これは。