リアルタイムという難しさ

かつては絶対現場主義、体験主義というスタンスだったのだが、まあ、自分もいい年になってしまいまして、なかなかそうもいかなくなってしまった。サムライやピストルがうらやましい。まあいいや。在宅には在宅なりの楽しみ方があるのだが、現場で起こる奇跡的な瞬間を体感できない事はフラストレーションになる。
現場が必ずしも良いとは言わない。正直毎回良いと思う現場ってそうはない。10ヶ所通って1つ良いイベントがあれば当分生きていけるみたいな感じで。残りの9つは時間の無駄だなーとか思ってみたり。でもその無駄だと思った現場を見逃した時に、ひょっこり奇跡があるんじゃないかと思うとやめられない。まあ、これはアル中みたいなもんなので、強制的に隔離でもして環境を変えないと治らない。で、自分は隔離されたわけですが。
でも、今でもやはり、奇跡を目の当たりにする瞬間、何かが下りてくる瞬間みたいなものに対して憧れみたいなものはある。2chでもustでもtwitterでもチェックはしてみるのは、その辺が気になるからなんだよな。
それにしても最近は便利になりました。情報でも何でも取り逃しはないもんね。確認するメディアも配信するメディアも増えたんでいくらでも確認できる。現場の雰囲気だって、匂いくらいは感じ取れる。この辺のメディアがなかった時なんか、もう現場なんて何が起こってるかわからなかったから妄想で想像するしかなかったしなあ。それはそれで楽しかったりもするんですが。


でも、それでも、見逃したくなかった、ぜひ見たかった、後追いじゃなくてその瞬間にいたかった、せめてその匂いだけでもすぐに、みたいなのってある。だいたいそういうのって後にDVDになったりするんだけど、DVDになってからじゃ遅いんだ。今、この熱が高いうちに感じ取りたい、みたいな気持ち。すごく後になって映像とかで見ても時間がたてばたつほど冷静になっちゃうから。もしくはフラストレーションのみが残るから。


まあ、オチはないのですが、スマスタさんありがとうを長々とつづってみました。