ソニン出演「あゝ!一軒家プロレス」CM公開

http://www.harmonypromotion.co.jp/movie/eigacm-b2.ram
先日行われたソフト・オン・デマンド協賛の大日本プロレス興行「一軒家プロレス」。男たちが一軒家を舞台に家をぶっ壊しながら相手もぶっ壊すというこのプロレスは過去に一度行われ、そのビデオはビデオ安売王などを中心に流通し、長い間カルト的評価を得てきた。自分も見たが、理不尽すぎて面白い。狭いトイレででかい男が大暴れしている姿などはなかなかのファンタジー。っていうかあの頃の大日本やW★INGは切れてたなぁ。凄かった。今や実業家になってしまったデンジャー松永光弘や、伊勢崎の政治家を目指す人格破綻者ポーゴや、ホモで前科持ちになってしまった剛竜馬…いいキャラそろってたよ。次々行われてたデスマッチもこちらの想像の斜め上を行くアイディア物ばかり。火炎、電流爆破、地雷、画鋲、蛍光灯、五寸釘、ワニ(このVSワニデスマッチも本当に最高で、どんなワニが出てくるのかと思ったら意外に小さな子ワニ。試合自体はだらだらと進み松永が勝つのだが、最後に松永が「大きくなって帰って来い!」とマイクアピール。あの一言で元が取れた気になりましたね)…先に述べた一軒家プロレスはその最高峰だろう。
多分この映画をプロデュースするテリー伊藤高橋がなりも、あの理不尽さにやられた人間の一人だったんだろうな。先の展開が何一つ読めない空間。スリリングで最高でしたよ。大日本は最近ちょっと失速しているような気がするんで頑張ってほしいなぁ。しかし今年の頭に秋葉原の駅前で大会やったときは凄かった。火炎デスマッチだったのだが、油の量を間違えたのか、その日の気候のせいだったのか、すさまじい勢いで火の手が上がり、大火事寸前。駅の構内まで煙が入り込む騒ぎ。あれはアクシデントだったけどひさびさに燃えるものがあったな。ホントに燃えちゃったら洒落にならないけど。
この映画、予告編を見る限り最高にB級の臭いしかしないし、ぶっちゃけ、面白くなさそうではある。しかし、こっちのちんけな想像をぶっ飛ばしてくれるようなのを期待してますよ。往年の香港映画のような理不尽さを個人的には期待してます。