イルマリアッチのトコナXが死んだらしい。
http://www.basementbooth.com/bbsframe.html
TOKONA-Xは日本で一番好きなラッパーだった。
イルマリアッチは自分は刃頭のトラックから入った人間だが、TOKONA-Xの存在感にやられちゃうまでそんなに時間はかからなかった。日本のヒップホップを語る上で常に問題として挙げられ続けた「リアリティ」。LB NATIONはそういった意味では正しく日本のヒップホップだった。
しかし、やはり海外のヒップホップをちらちら見ていくと、あちらの肉食っぽさがかっこよく見えてくる。「でも日本人だしな・・・」と思っていたところのイルマリアッチ。
ヤンキーではなくギャングスタ。体で体現していたのはTOKONA-X以外いなかった。聞けばわかる。その説得力。「MASTA BLASTA」はどう考えても必聴だ。その後DEF JAMに移り、「名古屋流」ともいうべきいなたいパーティーラップをやっていてもTOKONA-Xはかっこよかった。
早すぎるって。TOKONA-X。まだ日本のヒップホップは始まったばっかだし、知った顔した頭でっかちが増えてきて困ってるんだよ。TOKONA-Xはそいつらを張ったおせる数少ないラッパーだったんだよ。いなくなったあとの席は誰も座れない。座れそうなやつもいないんだ。このまま中途半端に「伝説」になんかしたくないんだよ。
