女の子が作るアイドルポップスが聞きたい

森高千里って凄かったんだな、って今さら思う。歌う内容は限りなく自分色の私体験。ロックを標榜しながらロックをパロディにし、ロックの大家から白い目で見られることがむしろロックであるという矛盾を成立させた奇跡。男性に媚びているようで媚びていないという謎の存在感。これを本人が曲を書くというスタイルで成立させてるんだ。バケモンだよ。
アイドルポップスを書く作曲家も、長い歴史があるが男性寡占の状況に変わりはない。そろそろ女の子が書くアイドルポップスが聞きたい。西野カナのようになってしまうのかもしれないが、女の子が女の子のために真剣にキラキラ輝く物を作ったらどうなるんだろうって思う。見たことがない輝きになるのか、嫉妬で鈍色になるのか。