カセットって生き物みたいなメディアだよな

曲をスキップとかはできないから自然とアルバム全部に向き合うよりほかない。それでも片面30分程度。集中力が程良く切れたあたりで裏面に変えなきゃならんのね。人間の集中力パターンにあってると思う。
乱暴に扱えばあっという間にダメになるし、大切に取っておけばなんだかんだで長持ちする。ただそれでも日々少しづつ劣化していくことは避けられない。
アナログ録音だからビットレートとかの概念からは無縁。極論言えば∞kbpsでの収録が可能。MP3とかの圧縮音源では出ないパンチの利いた音が出る。ただ環境やメディアに大きく左右されるので、実際はカセット自体の品質や録音状況などで10kbps位の音になっちゃうことも。まあ手間をかけただけ音質が上がったりとかするしな。結構テープ一つダビングするのに時間かけてたしなあ。そうして手間をかけて録音したベストテープは擦り切れるまで聴く。その擦り切れてく使用感もまたなんか愛おしかったりしてなあ。

デジタルは便利だけど、ライブラリとしか活用しないなあ。生活の一部にはならない。カセットは生活の一部だった気がするよ。カセットテープは文化だと自分は思ってるが、twitterは文化になるんだろうか。