松沢呉一さんがメルマガではなくてWEBで公開した風営法への提言

さて。メルマガでは風営法に関する多数の情報を発信していた松沢呉一さん。先日のDOMMUNEでのLet’sDANCE側の話を聞き、意見を公開した方がいいと方向転換したみたい。現時点で5エントリが公開中。まだ続くみたい。
お部屋2472/風営法改正の問題点 1/ダンスを外すことで起きること
お部屋2473/風営法改正の問題点 2/横道に逸れました
お部屋2474/風営法改正の問題点 3/ダンスの礼賛は風営法からダンスを外すことの根拠にならない
お部屋2475/風営法改正の問題点 4/学校のダンスとクラブのダンスは違う
お部屋2477/風営法改正の問題点 5/酒かダンスか溜息か

風営法からダンスを外す」というアクションが他の業種も含めて社会にどのような影響を及ぼすか、また現状の問題解決になり得るのかという話。必読ですよ!

クラブの定義、居酒屋の定義、街は何でできている?

ダンス規制を話す人は「一元的に『ダンス』を取り締まるとはけしからん!ダンスを風営法から外すべき!」ということが多い。その時良く思うのが「じゃあ全部外したら今まで抱えてた風営法関連での問題は全部解決するか?」って話だ。
そもそも飲酒、ドラッグ、暴力事件、未成年問題など、すでに顕在化している問題がある。それらへの対処策なしで、現状維持かつ「ダンスを外す」のは不可能だ。事業者への良心に頼った結果問題が顕在化してるのが現状。でも今の風営法の解釈ではカラオケスナックやらバーなどの営業形態を巻き込みかねない。じゃあどうする、って話になると、夜の街での商売とは何ぞや的な話にもなってくるし、享楽的なるものと文化的なるものの違いってなんじゃいなって話にもなる。それぞれの商売ってのを定義してあげる必要がある。この社会でどんな役割をしてるかってのを考えないといけない。制度設計が重要なんだ。
この手の話すると「んなのめんどくせえ」って言われるんだけど、重要な話だよ。
クラブってなんだ?バーとの違いは?カラオケと何が違う?バーとガールズバーは何が違う?おしゃれ居酒屋とバーを分ける境目は?居酒屋に子どもはOK?バーならどう?クラブに子どもは?
あじっくり考えて議論に参加できるのであれば参加したいです。皆意見はバラバラだろうし、この話は現時点で正解はないはずだから。